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汎用カードの紹介と解説 ⑤

第5弾

「デジモンカードの情報を得られる場所が少ない」ということなので、拙い自分の知識ではありますが”カード紹介”っぽいものを書いていこうと思います。
(一旦ブログに書いていって、順次デジモンカードのルール解説サイト内のコラムに移す予定です。)


第5弾では、オプション/フィールドを中心に書きます。

コメントやご指摘も歓迎です。




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■ダークタワー

使用条件:なし
ブースター7で登場した進化を妨害するフィールドカードです。アニメ同様にアーマー進化とジョグレス進化以外のすべての進化を封じ、進化条件の無視もできなくなります。その強力な妨害効果と対抗しうる手段の乏しさから、同弾収録のインペリアルドラモン(黒)と共に当時の環境を圧巻しました。
先に進化してダークタワーを建てると、相手は限られた進化方法しか行えないためレベル3での戦いを強いられます。特にインペリアルドラモン(黒)と組み合わせると、特殊能力をなしにされ・スロットのオプションは能力によって無くなり・進化もできないと、ゲームがほぼ決定するほどのものでした。
発売弾が進むにつれ、”手札のレベル3を2枚捨ててダークタワーを無効化する(ブースター8)””レベル3の交換をしたフェイズに直接出現するヴァンデモン(完全体)(ブースター11)””ダークタワーの効果を受けないレベル3(ブースター13以降)”など様々な対抗能力を持ったデジモンや、プログラム緊急停止(ジュレプロ緊)・奇跡のルビー等のオプションが登場してきたため,徐々にダークタワーの脅威は減っていきました。 特に最終段ではチィリンモンの登場によりスロットに残り続けるカード全般の立場が危うくなり、ダークタワーもその例外ではなくメインデックからは外れる場合がほとんどです。
それでも耐性を持たないデジモンに対して、進化するタイミングで奇襲的に使用することで妨害を行えるなど、強力な効果は健在です。(※進化フェイズの手順は①進化を行う②能力や効果を使う(援護を含む)、となっているので進化前にチィリンモンでダークタワーを処理→進化は1ターン内では行えません。)
補足:相手が完全体以上のレベルになった時点で直ちにダークエリアに送られます。強化プラグインUの効果によって究極体になった場合はダークエリアに送られません。

対抗策は
  • チィリンモンでゲージに送る
  • 相手スロットのカードをダークエリアに送る(奇跡のルビー・ジュレプロ緊・強化U+コネクション系など)
  • ダークタワーの効果を受けないレベル3を使用する
  • アーマー体・ジョグレス進化を使用する
など



■ムゲンタワー

使用条件:なし
ブースター13で登場の、相手のワープ進化を妨害するフィールドです。 ワープ進化とは、1ターン内にレベル3→4→完全体 / レベル3→究極体 などデジモンのレベルが2段階以上あがる進化のことを指します。 通常のフィールドは大抵進化フェイズ発動ですが、このカードは準備フェイズ発動となっています。また、後攻側に限りセットと同時に発動が可能です。(通常準備フェイズ発動のオプションカードはセットした次のターンでないと使用できません。)
ワープ進化対策となるので、特にレベル3→究極体へ一気に進化するベルゼブモン・アルファモン等の対抗策として採用されます。これらのデジモンは進化が早い=デック内にデジモンに必要なデジモンが減りオプションが増えるため、ムゲンタワーが良く刺さる場合が多く対策手段として用いられます。 とは言え、それ以外のデジモンやワープ進化をメインとしないデジモンに対しては無駄となるため、デジヴァイス01からの交換での採用が多いです。攻撃力‐100&スロットを1つ埋める点はデメリットですので計画的なご利用を。

対抗策は
  • チィリンモンでゲージに送る
  • 相手スロットのカードをダークエリアに送る(奇跡のルビー・ジュレプロ緊など)
  • ムゲンタワーの効果を受けないデジモンを使用する
など





■シャッガイホール

略称は「シャッガイ」「都庁(イラストより)」など
使用条件:なし
アルティメットバトルセットネオメタルエンパイアで登場した相手のオプション使用を制限するカードです。効果は”基本攻撃力A580以上のデジモンは容量20までオプションしか使用できない”です。
補足:このカードの容量は40です。自分デジモンが基本攻撃力A580以上の場合、自身のシャッガイホールの使用制限に引っ掛かかり、シャッガイホールの効果を使用できなくなります。シャッガイホール発動中に強化プラグインUを使用した場合、基本攻撃力が580以上になる→シャッガイに引っかかる→強化Uが発動できない→基本攻撃力が580未満に戻る、とループが発生し、結果的に強化Uが発動できません。(ループ発生時は全て1度のみ効果を処理するため)
オプションアイコンの下に書かれた”容量”を参照する数少ないカードの1つです。オプションカードの容量を確認してもらうとわかるのですが、デックによく使用される汎用カードのほとんどが容量30以上となっています。つまり、シャッガイホールの発動中は大抵のオプションカードは使用できなくなります。 このカードの登場によって進化をするメリットがまた1つ減り、逆に低レベルメインのデックは強力な拘束手段を得る形となりました。
シャッガイホールの効果の対象は相手限定ではないので、基本攻撃力580未満のデジモンの際に採用されやすいです。効果の対象が多いため、メインデックにも妨害目的で投入されます。 強化プラグインU+コネクション系の戦術を防ぐため、相手が基本攻撃力580未満でもシャッガイホールを先出ししておく場合もあります。

対抗策は
  • チィリンモンでゲージに送る
  • 攻撃力570までのデジモンを使用する
  • シャッガイホールの効果を受けないデジモンを使用する
  • スロットリードを使用する
など





■ベルサンディターミナル

■ウルドターミナル

■スクルドターミナル

略称は「ベルサン」「ウルド」「スクルド」「ターミナル系」など
使用条件:ベルサン:ポイントが相手と同じかそれ以下
      ウルド :レベル4・完全体・究極体の時
      スクルド:ポイントが相手より低いか40以下の時
ブースター21,22,23でそれぞれ登場した、”直接ポイントを減らす効果”と”引き分けにする効果”を受けなくなるフォールドです。効果は同じであるので、まとめての紹介とします。(カードも同列に「ターミナル系」として扱う場合もあります。また、「ターミナル」という名のカードも存在しますが、そちらは通常使われないため”ターミナル”と言うと大抵はこれらの3種のフィールドを指します。)
フレーバーテキストがデジモンクロニクルシリーズのストーリーを綴るカードでもあります。(ベルサンディが現在・ウルドが過去・スクルドが未来、とNewデジタルワールドの舞台となっています。) 効果が”直接ポイントを減らす効果”と”引き分けにする効果”を受けなくなるというものなので、「クラッカー」や「秘めたる力~」等の直ダメ・「争いはやめましょう」等の強制引き分けの両方を1枚で防げます。特に争いによる逃げや「ヴォルクドラモン」の特殊能力への有効な対抗手段として期待されます。 ただしターミナル系単体ではチィリンモンに弱いので、デスマッチ等と併用して運用するなどの工夫が必要でしょう。
それぞれ効果は同じでも使用条件が異なるため、条件やコンセプトに合うようにフィールドを選択します。サイドからの投入する場合もありますが、相手の逃げを確実に防ぐためにメインデックに投入される場合もあります。

対抗策は
  • チィリンモンでゲージに送る
  • 相手スロットのカードをダークエリアに送る(奇跡のルビー・ジュレプロ緊など)
  • スロットハングで裏返す
など





■高潔なる闘場(ノーブルアリーナ)

略称は「ノーブル」など
使用条件:なし
アルティメットバトルセットロイヤルナイツセットで登場した,相手援護デジモンを封じる特殊能力を付与するオプションです.使用条件は無いのでどのデジモンでも発動は可能です,特殊能力を付与できるのはロイヤルナイツのみとなっています.
特殊能力が有効な間は相手は援護デジモンを置けないので,こちらが援護を使用することでバトルを有利に運べます.汎用援護の攻撃力修正値は450. +450の修正があると、例えばレベル4が究極体相当の攻撃力になります.このことから援護デジモンの有無はバトルにおいて無視できない要素でしょう.
また,このフィールドの真価は”相手はサポートデジモンを置けず~”にあります.”置けない”ということなので,援護ボックスに出た瞬間に効果を発揮する援護に有効です.具体的には「チィリンモン」.(ガーベモンは状況次第. また最近の復刻カードを考えるなら「キュートモン」も該当します) チィリンモンを防げる数少ない手段であるからこそ,このカードは評価を上げたと言えるでしょう. 
ロイヤルナイツを使用する際は,デックに入れておいても損はない1枚です.特に”「特殊能力なし」にされない”を持つBx-182マグナモンとは最高の相性です.

対抗策は
  • 相手スロットのカードをダークエリアに送る(奇跡のルビー・ジュレプロ緊など)
  • 相手を「◎特殊能力なし」にする
  • 相手を”ロイヤルナイツ”以外にする(バトルに勝つ・ダークエリアに送るetc...)
  • スロットハングで裏返す
など





■ダークシティ

使用条件:なし
ブースター10で登場した”バトルタイプCのデジモンがAを0にされなくなる”フィールドです.バトルタイプCでAを0にされなくなると,相性で非常に不利なバトルタイプAに対して有利が取れるようになります.
究極体であろうとバトルタイプCは”まもる(Aを0に)”のせいでに絶対的に不利です.元から”Aを0にされない”を持つデジモンもいますが,持たないデジモンは是非とも欲しい能力でしょう.
このカード以前にも”Aを0にされない”を付与するカードは存在していましたが(ウィンドガーディアンズ・問答無用の力技!など),条件を満たせず使えないデジモンや1ターンのみの物でした.ダークシティは対称が非常に広いのでより使いやすく,寿命までは効果を発揮するので長く使えます. しかしながら,他のフィールドと同じく「チィリンモン」に弱い点は如何ともし難いです.

対抗策は
  • チィリンモンでゲージに送る
  • 相手スロットのカードをダークエリアに送る(奇跡のルビー・ジュレプロ緊など)
  • 相手を寿命にさせる(くさった肉など)
  • スロットハングで裏返す
など




■ムゲンマウンテン

略称は「ムゲマ」など
使用条件:なし
スターター4で登場した究極体用のフィールドです.効果は”究極体に特殊能力「◎相手は特殊能力なしになる」「バトル中攻撃力+200」を追加する”です.使用条件は無いので,どのデジモンでも発動自体は可能です.
特殊能力を防ぐ効果・攻撃力上昇効果と分かりやすい効果を持っています.究極体をメインにするデックであれば採用を考えますが,究極体に進化できないとただ邪魔なカードとなるので,枚数等のバランスを取りましょう.同じく”特殊能力なし”にしてくる相手に対しても無駄になるので注意が必要です.

対抗策は
  • チィリンモンでゲージに送る
  • 相手スロットのカードをダークエリアに送る(奇跡のルビー・ジュレプロ緊など)
  • 相手を「◎特殊能力なし」にする
  • 相手を”究極体”以外にする(バトルに勝つ・ダークエリアに送るetc...)
  • スロットハングで裏返す
など




■ディープセイバーズ(赤枠)

使用条件:自分がDSに属する
ブースター21で登場の攻撃力上昇カードです.自分が究極体の時にこのカードの上にオプションをセットできる=スロットを疑似的に1つ増やせるおまけつきです.
背景フィールドの中で唯一このカードだけ紹介に挙げたのは,このカードの耐性が良いからになります.”青枠の効果を受けない”を持つため,チィリンモンや各種青枠オプションの効果の対象にされない点が優秀です.攻撃力修正値も+200と悪くありません.DS系のデジモンを使う際は1つ候補に考えてみてはいかがでしょう.

対抗策は
  • 相手スロットのカードをダークエリアに送る(奇跡のルビー・スロットリードなど)
など




■奇跡のルビー(赤枠)

略称は「ルビー」など
使用条件:なし
フィールドの紹介をしたので,アイテムですがフィールドカード対策も紹介です. ブースター24で登場した相手フィールドをダークエリアに送るカードです.
コスト:ネット2枚だけで厄介な相手フィールドを処理できます.また発動タイミングが進化フェイズなので,発動前にコネクション系で先に流されるという心配もありません. さらに”無効化””相手オプションの効果を受けない”も無視できるのでこのカードを防ぐのはかなり難しいです.(先に紹介した”Bx-182マグナモン&高潔なる闘場”に対抗できる数少ない手段でもあります.)
同名のカードがブースター8で収録されていましたが,”コスト:ポイントを10減らす”とよりリスキーで”相手オプションの効果を受けない”も無視できないため現在では使用しにくいです.(赤枠版が上位互換です).
上で紹介してきたようなフィールドが致命的に弱点となるデックやフィールド対策が欲しい場合にはメインデックにも投入されます.後手の対応になりますが,相手にフィールドが無いリスクを考えてデジヴァイス01からの交換で採用の場合もあり,デックや想定する相手に合わせて決めます.

対抗策は
  • Bo-1142ルーチェモンフォールダウンモードの特殊能力でフィールドを守る
など




その他,スカイシティ・地底湖・闇貴族の館・竜の目の湖 etc..もありますが,最終環境ではあまり使われなかったり紹介に挙げたものほどは採用率が高くないので割愛します.

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ハカセ (有頂天)

Author:ハカセ (有頂天)
未だに旧デジモンカードやってます

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